前記事からの続きです。
TT-02sの改造計画が少しづつ進んでいって楽しい♪
【前記事】
次の改造ポイントはフロントのギヤデフです!
今まではキット付属の通常デフにギヤデフガムを入れておりました。
オイル封入ができないノーマルのデフを固くするのは、ギヤデフガムが最適!
でも・・
この写真のように、デフ本体からガムが出てきちゃうんですよね…
オイル漏れならぬ、ガム漏れでございますw
ガムがハミ出てきちゃうんですかねぇ…
それによる粘度の変化も嫌ですが、それよりも困るのが・・
なんかジョイントカップが…
押し出されてない?
むにゅん♪
内部から圧力でガムが溢れ出てきてしまい、ジョイントカップが外に押し出されてるような…?
それによってカップの奥までドライブシャフトの先っぽがずっぽし入り切りそうで…
ここが圧迫されてしまうと、こねくり回すのにキツキツで抵抗になりますよねぇ…
あと、ガムも均一に詰めているつもりですが、ガムが付着している量が多い所、少ない所による回転時のデフの効き具合のムラムラも発生するのかなぁ?と。
もう…色々気になっちゃって…
悶々としちゃうんですヨ…
奥さん・・
(これはデフのお話です)
この悩みを解決してスッキリしたい!!
それにはこのパーツ良さそうでした!
オイル封入式ギヤデフ
OP.1875 TT-02 オイル封入式ギヤデフユニット
定価で2800円で高っ!と思いますが、スチールジョイントカップやボールベアリング、金属ベベルに樹脂のデフカップ一式、シリコンオイルなどがセットになってるので、バラバラ買い出来たとしてもこれくらいの金額にはなりそうですな。
とはいえ、前後同時にコレに交換するのはなかなか財布のダメージがでかいw
フロントは固めにしたいからコレを使うけど…
リアはスルスルな挙動にするべく、ノーマルのギヤデフにアンチウェアグリスを使っているので、オイル封入式は今回フロントだけにしてみました。
メンテ時などに後で見直すように、デフ説明書を置いておきますw
このような流れで製作していきます♪
ボールデフのメンテの時は、何度自分のブログの説明書写真を見ながらメンテしたことやらw
タミヤさんのサイトでも、キット組み立て説明書PDFと同様に、こういうOPパーツの説明書もPDFでUPしてくれたら嬉しいですねぇ♪
で、さっそくぶち当たった疑問がこちら。
いつものギアデフのOリング部分ですが・・
(薄)って…
なんだ??
(相模ゴムの事かしら…)
TA07などのギヤデフで使用してた「黒やTRF赤のギヤデフOリング」とは違うようで…
どうやらオイル封入式の専用品のようですね…
カスタマー扱いになるようです。
お求めはRCショップでどうぞ!
【相模ゴムくださいっ♪】
無論、しっかり在庫しているRWを今後とも宜しくお願い致します!!( ̄ー ̄)ニヤリ
— ホビーショップ ロックウェーブ (@rockwave_rc) September 22, 2020
1280ベアリングを入れてから、ジョイントカップを差し込みます。
オイル漏れ防止に、TRFのVGダンパーグリスをヌリヌリしておきます。
最近のロットからは青色ではなくて、カラシ色になってるみたいですね!
成分も変わってるのかなぁ?
はやく使い切ってお目にかかりたいです。
薄いOリングを貫通したあとにピン留めします。
えっ・・!
という事は・・
ボールベアリングだけを取り外せないやんけ…
(ジョイントカップ経が、ベアリング内径より太い)
メンテ時に汚れを拭き取ったりするのに、わざわざデフギアをオイル抜いて全部バラさないといけないわけ!?!?
くっそめんどくさ!!
メンテたのしい
ゴミ入らないように
ラバーシールベアリングに
変えたほうが良さそうかな…
(相模ラバー)
1280サイズのラバーシールベアリングがあるか知らんけどw
(調べたらOP.66でありましたが、すでに廃番?)
ベベルとオイルで効き調整
ベアリングの事は見なかった事にして、金属ベベルで蓋をしていきます。
(白目)
TA07などでは小ベベルが4つな4べべ構成でしたが、コレは2べべ構成なんですねぇ…
でも、クロスシャフトが置けるように、真ん中にくぼみが待ってるけど…
追加課金で4べべ化も可能という事ですねわかります。
【4べべ化した猛者すげぇ!】
_(:3 」∠)_私は4ギアにしてますが、そのままだとゴリゴリ過ぎて駄目と感じたので、ピカール入れて電ドリでギャリギャリ回しまくるのを何度か繰り返してゴロゴロを消しました。
— のれ@屋根裏さん(給仕係) (@yaneuraossan) September 22, 2020
自分はアポロの裏面をヤスリで磨いて、バックラッシュ調整しました。
— ○たけ (@deraheta1998) September 22, 2020
重量はあまり走らせても気にならなかったです。 pic.twitter.com/eYTOg7C5U6
SP.1144を購入すれば4べべ猛者になれるようです♪
【ちょっと加工が必要?】
加工とかが苦手な へたれな自分は、2べべのままで行くことにしましたw
ギヤが少ない分、オイルで抵抗を稼がねば!
タミヤ史上、最強に硬いオイルがこちら!
シリコンデフオイル100万番
オイルと言うか、むしろ水飴!?
昭和世代が子供の頃に、割り箸でこねくり回して舐め舐めしてた あの水飴のようですw
それとほぼ同等の粘度といえば硬さは伝わるだろうか?
デフケース内に詰め込むのもまた難しいw
自重でスルスル入っていかないので、精密ドライバーなどで何度か往復して詰めていきました。
TAやM車のギアデフの時は1gとかその辺りの量なのに、2べべのおかげでデフケース内がスカスカなので、倍の2g以上入ります!
タミヤの最高に硬いオイルを、いつもの倍以上入れていく恐怖が…
おわかり頂けるだろうか…
(こんなに多くて…イイのかな…)
恐怖に打ち勝てず、結局このくらいの量で蓋をする事にしました…
これが後々に失敗の原因だったかもですが…
100万番より柔らかい次の番手は50万番です。
今回の100万番で、デフが硬すぎるようなら50万番の出番です。
でも、ベベルにくっそ硬いオイルがこびり付いたのを取り除く勇気とやる気が湧きませんw
ギヤデフは番手毎に複数持っておくのが幸せな気もします・・
コース状況に合わせて、
すぐデフ変更できるしねぇ…
(財布的には死ねるけど)
【挙動変化も楽しめる♪】
2~3コあると楽ですね!
— mtno (@moto3623) July 14, 2019
デフ組み込み
ガスケットの下にもVGグリスをぬりぬり
このガスケットもOリング(薄)のようにカスタマーなのかな??
と思いきや、SP.1145とSP型番が振られているので普通に買えるようです♪
【お漏らし防止パッキン】
デフケース同士をあわせて、最後は4本のビスで止めていきます。
2..6mmタッピングビスで止めていくのは、TAやMなどのデフと同じなのですが・・
注意点として、付属してくるのはプラスネジなんですw
なんで他のデフと同様に六角ビスじゃないのかな??
と思ったけど、TT02用のスペアパーツと考えれば当然の事かも。
でもここは細いビスの割には、オイルが漏れないようにしっかりビスを締め込みたい所。
プラスネジでビス頭を舐めないためにも、六角ビスに変更しました!
この六角ビスはカスタマー扱いなのかな?
自分は普段お世話になってるロックウェーブさんで購入できました!
随分以前にデフのビスがメンテ時に舐めちゃったら嫌だなぁ、と思って買い置きしておいたのが役に立ちましたw
説明書で「必ず」と指定されているベベルピニオンギヤ。
同梱されているのと置き換えろとの指示なのですが、その意図はなんなのかしら!?
大きさ?形状!?
デフの方のリングギアと同じ材質にしとかないと
— 猫店長 (@kinnoji1970) September 23, 2020
ベベルの方が元の柔らかい場合は磨耗が早くなるとかじゃないですかね?( ˙꒳˙)
なるほど!
確かにオイル封入式のデフは、樹脂の材質が今までのデフやベベルと違う感じでした!
強化樹脂っぽいような感じなので、その強化樹脂デフと通常樹脂のベベルを組み合わせたら、柔らかいベベルの方がどんどんすり減っちゃう、という事ですな!
間違わないように白マッキーで印をカキカキ…
左が通常
右が指定付属品
微妙に形状が違うけど、歯数や大きさは同じに見えます。
材質はやっぱり違くて、封入式のは硬い強化な感じ。
無事完成~♪
全て完成して組み込み完了!
ジョイントカップは中からピン留めされているので、外側に押し出されるという心配から開放されましたw
ギヤボックスの蓋をして、走行状態でのカップとドライブシャフトの先っぽとのクリアランスも問題なさそうでした♪
これで色々悩み解決♪
スッキリ~
と、思いきや・・
デフの硬さを確認するため、タイヤをこねくり回したのですが…
初動はねっとりと動きだすけど、100万番にしては柔らかいなぁ…
TAデフのいっぱい詰めた10万番くらい?
で、そのまま1秒くらい回し続けた辺りから途端にデフが柔らかくなっちゃう!
すげぇスルスル・・
なんじゃこりゃ!?
もはやリアのアンチウェアなデフと硬さが変わらんw
いや、アンチよりもスルスルな気が・・
これについては、ワタシが敬愛してやまない「ちやはん」さんの動画でもありました♪
ちやはんさんはタミグラでもお会いするけど、優しい喋り口調が大好きです♪
ちやはんさんと全く同じ現象なので、そういう仕様なのかなぁ…
それとも、ここでピヨって満タンに入れなかった事が原因なのか・・
回り始めて空気と混ざると、エアレーションダンパーのようにクシュクシュになっちゃうイメージかしら…
今度のメンテの時にでも、すりきりいっぱいに封入してみます!
または4べべ化の猛者になるか…
さて後日・・
完成したデフでロックウェーブさんを丸一日走行してきました!
テクニカルなレイアウトで小刻みな切り返しも多いですが、100万番の硬さで曲がりにくいという事は全くなかったです。
かといってスルスルデフのように、スコスコ頭が入っちゃって難しい…という挙動も皆無でした。
常にねっとりといい感じで旋回してくれて、どのようなコースレイアウトでも対応力は広そうで、かなり使い勝手は良さそうな感じでした!
TTの懐の深く操縦しやすいシャーシ特性にも更にマッチしたデフになったと思います♪
帰宅後にデフの周りをチェックしましたが、オイル漏れもしておりませんでした。
100万番という硬さのおかげもあったかもですね。
オイル封入式ギヤデフ、おすすめです!
今回は色々な疑問があったデフ周りですが、Twitterでいつも教えてくださる先輩方、カスタマーパーツなどでサポートしてくださるロックウェーブさん。
皆様のおかげで楽しいRCライフを過ごせていることに深く感謝します!
いつもありがとうございます!
【今回ご紹介した逸品】