前記事からの続きです。
【前記事】
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組み立て!(アップライト)
アップライト作成に移ります。
ここでも穴っぽこにタップを立てておいて、ビスを入り易くしておきます。
強化樹脂だと特にビスが最初入りづらいですし、無理くり締めていった結果で斜めにビスが刺さって行っちゃった場合を想像すると…
↑↑この写真のようにステアワイパーの所だと、ネジの微妙な浮き具合でバンプイン・アウトが狂ってきそうですし・・
(大げさ?w)
↑↑Cハブの接点となる上下2箇所の所だと、振り子的に動く支点の部分できしみが発生しそうな予感がします。。
(よくわからんけどw)
なのでX軸Y軸90度で真下に掘っていく必要がありそうですねぇ…
って、そんな高度な芸当できんわ〜
いつも適当に大体なんとなくで掘ってる
(鼻くそほじるような気軽な感覚で)
タミヤさんのタップだとほじった後の 鼻くそ プラスチックカス が出ないのでおすすめ工具です!
タミヤさんのは先っぽ部分だけなので、なんか空いている柄があればこのように組み合わせても使えます♪
【カスが出ない仕組みがスゴイ!】
下準備が出来たら、今まで使ってたノーマル樹脂のアップライトからベアリング一式をそのまま移植します。
ここで1点、この新型パーツに期待していた事があるんです。
過去にM07強化Cパーツを装着した時にわかったのですが、強化アップライトを入れるとベアリングが渋くなってしまい回転が悪くなっちゃうんです。。
今回のM08用の新パーツで、そのあたりが改善されているかを期待しつつ組み上げてみます。
ノーマル樹脂のアップライトの場合、このベアリングリムーバーで抵抗なくスポっと抜けるのです。
ちなみにこのイーグル製のは出し入れ可能な二刀流で便利です♪
ミニッツの620ベアリング(内径2mm)用のラインナップもございます!
【抜き差し便利】
で、強化アップライトにベアリングを入れて引き抜きテストをしてみると・・
ぐぬぬ・・抜けん・・
リムーバーを最大に広げても…
びくともしない…
(ハメる段階から渋かった…)
試しにその状態でベアリングを2個入れてアクスルシャフトを通してみた。
タイヤも付けて手で回して見ると…
一見回転しているようだけど、タイヤが止まりそうになるくらい弱い回転になると…
きゅっ
っとブレーキ入ったような止まり方をする・・
やっぱり新型になっても
改善されてなかったか…
(嫌な予感はしてた)
そうなる理由がわからない。
ノーマル樹脂の場合は普通に回る。
金型は同じだけど、素材が違うから固まったときの膨張率とかが違うのかな…
カーボン繊維が混入してる分、ほんの少しだけ体積が増すのか??
結果、ベアリングを圧迫する事になってるのかな??
プラスチックは生き物だ、と誰かが言ってたなぁ…
と思い出しながら、100均の安物リューターで削ってみるw
こういうのに適した先端の形状があるんだろうけど、このちっさいボール状ので薄皮はぐように1周万遍なく均等になるように削ってみる。
削るとか切るとか、そういう加工が大嫌いな自分にはすこぶるめんどくさい作業でありますw
でもせっかくの強化樹脂のアップライトも使ってみたいしねぇ…
みんなどうしてるんだろう?
渋いまま使ってるのかな?
それともコレくらいの渋みじゃ、回転に影響がないのかな??
M07強化アップライトでもそうだったから、M07ユーザーで知らずに使ってる人もいるかも??
特にM07の場合は駆動輪でカルダンシャフトがついちゃってるから、M08みたくフリーに回転しないから発覚しづらいのかも??
【過去の導入記を見ても気づいてない自分w】
うっすら削っては、ハメてみて回転チェック。
この状態で赤べこの首のように左右にゆらゆらと揺れ続ければOK!
渋いときは自重でも落ちづらい感じでした。
うっすら削る程度では全く改善されないけど、ガッツリ削るほどでないくらいの削り量で、スルスル回る感じになりました!
と、このブログをアップした後に、おとう茶んさんが便利グッズを紹介されてました!
【なんて便利な!】
これはハァハァ案件!
— はせやん@おみそブログ (@HaseOmiso) May 6, 2021
( ;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァ
次回からこの工具を使ってやってみよう!
【キレイに削れる♪】
取り付けチェック
M-08強化Cパーツ、 すべて取り付け完了!
2度生成の強化パイプの耐久度もこれから使っていってチェックしたいと思います!
くどいようだけど、2度方向の向きが正しいか再度チェックw
この写真の時は、まだサスマウントが4度スキッドなので、合計6度なキャスター&スキッド仕様ですなw
6度だとこれくらい角度がつくんですねぇ〜
この角度のおかげで、タイヤの接地面なのかどこだかわからないけど、なんらかの作用点が変わって挙動が変化するんですねぇ!
スキッド、キャスターの2種類の作用点の違いも面白そう!
その仕組、勉強したいなぁ!
人間の立ってるときの姿勢に例えると・・
- タイヤに近いキャスターは「足首の角度」
- シャーシに近いスキッドは「股関節の角度」
と捉えると、なんとなく想像できるような・・
直立状態で足首だけピコンとつま先だってる状態が、
- スキッド0度
- キャスター2度
のまさに今のシャーシの仕様状態w
後ろの壁にもたれかかるように、体をそのまま後ろに倒して、股関節に角度が付いた状態がスキッドかしら
この状態だと体の重心より先にある2点のかかとに伝わる体重は、さっきの直立時に比べて
真下方向のみ→前方にも分散して弱まる
に変化した気がします。
つまりはフロントタイヤの面圧具合が変わるって事に繋がる??
つま先がちょこんと上に向いたまま
その状態で足首をステアリングのように左右に動かしてみるw
(うぃ〜んうぃんとサーボ音を呟くとさらに良きw)
目をつむりながら妄想力全開で…
つま先浮かした足首をピコピコ左右に動かす…
作用点か何かしら体感できるか…
うーむ・・なるほどわからん
(はたから見たら怪しい体操)
でも確かにこのもたれた姿勢だと、体全体が動き出すキッカケみたいな作用点が直立時に比べて遠くなったような…
直立時はステア切った(足首)としたら作用点が真下な感じで体がすぐに横にもってかれそうだけど、
もたれかかってる時にステア切っても、かかと(タイヤ接地面)には真下に体重(車重)が乗ってないし、体の前方から動かされようとする感じだから、動きがもっさりするというか遅れてくるというか…
結果、タイヤへの荷重の伝わりが遅くなったり弱くなったりで、それがマイルドかつ曲がりが足りないと感じる要因なのかしら?
うーむ・・
キャスター…スキッド…
深い…深いのぉ…
なんて想像を平日のリビングで壁にもたれながら黙々としているのであったw
(目をつむりながら足首ピコピコしてるおぢさん)
【以前からずっとスキッドに悩まされてるw】
タイヤを取り付け空転させて回転渋みチェック!
シャーーっと気持ち良く回り続け、止まり具合も自然で問題なかった!
やっぱり少し削った方が良いと言うことですな♪
最後に股関節の部分こと、スキッド角を生成するサスマウントを
4度→0度
に変更しますヨ♪
M-08は標準でプラの0度プレートが付いてるけど、やっぱりアルミの方がカッチリ感も増すし、プラだと摩耗とか歪みがアルミよりも早そうなイメージw
【単純に裏面がブルーでかっこいいという理由もアリw】
0度に変えたらリア側方向のサスピンがシャーシ側にピッタリくっつくようになるので、リバウンド調整のイモネジの位置がめっちゃ激変します!
なのでリバウンド調整や、トー角、キャンバー角などは全部やり直したほうが良いかと思います!
6度の時は逆にイモネジの長さが足りなくて、6mmくらいのイモネジにしたような…
4度や0度の時は、キットに付属してたイモネジの長さで大丈夫です。
(たしか4mm長さだと思う)
完成!そして試走は?
いろんな思惑を経て、強化Cハブでスルスル駆動する2度キャスター仕様に変更できました!
整体ブランコに乗せて、舵角、キャンバーなどもきっちり合わせて、あとは試走してトリム調整を微調するくらい。
【整体ブランコはまぢで便利】
だけど、この時点でMAPのタミチャレレース前日だったという・・
当日レース会場でのシェイクダウンになりそうですw
- 期待通りにコーナリング半径がシャープになるのか?
- 直線長いMAPでは4度から2度減った分、直進安定性は犠牲にならないのか?
- ベアリングの渋みは実走したら発生しちゃって、加速の伸びがなくなるのか?
などなどの不安を抱えつつ、翌日のMAPタミチャレに向かうのでありましたw
その模様はまた次回!
【カッチリ感なステアリングに♪】